一番好きな作品になりました。

・ストーリー／★★★★★
全ルート素晴らしかったです。初見好みでないキャラクターもプレイしたら必ず好きになりました。
各キャラなぜこのエンドになったのかというのが激しく納得できます。そこが一番素晴らしいかもしれません。それぐらい6人とも丁寧で違和感なく面白いストーリーだったと思います。
大体お話を進めていくと、先が読めたり予想できたりしますが良い意味でナナメ上な展開になって本当に楽しめました。
公式でもグッド・バッドエンドという概念はないとありましたが正にその通りだなと。プレイした人によってきっと一番好きなエンドが変わってくるんだろうなと思いました。
ディスク２枚構成（１枚目共通、２枚目個人）ボリュームも大変満足でした。スキップなしで１人１ルート余裕で半日かかります。
おかげでイキナリ展開も置いてけぼり展開もなくお話に心地よく浸かっていられました。

・キャラクター／★★★★★
攻略のメインキャラも勿論ですが、サブキャラがどれも魅力的。どの人も必ずどれかのルートで食い込んできます。
個人的には家光、お松ちゃん、父様はほんと素敵でした。特に家光様！次がもしあれば攻略したいぐらい漢前でした。
ヒロインちゃんはよくあるごく普通の女の子ですが、設定されてる時代っぽいのを考慮した上で女性らしくてでもちゃんと芯を持ってる子でした。

・音楽／★★★★★
私がこのゲームを予約したのは発売前公式サイトでBGMを聴いたのがきっかけでした。
音楽ひとつでこんなに話が盛り上がったり感動したりするんだなあと改めてBGMや主題歌の大切さを改めて考えたぐらいにツボでした。
最近エンドによってエンディングか変わったりするものを見かけますが剣が君も、君／剣ルートで分かれていました．個人的にこの演出は好きなのでラッキー。

・作画／★★★★★
立ち絵でポーズして凝視したのはこのゲームが初めてです。立ち絵もスチルも背景も恐ろしく美しいです。
いわゆる作画崩壊をおこしてるのは１枚たりともありませんでした。
ゲーム内のイラストだけでも画集が発刊できるレベル。背景画像だけでもどんだけ違うの出てくるんだと感動しました。というか画集か更なる設定資料集出してください本気で欲しいです…！
キャラが喋ってる１台詞内にあれだけころころ表情や目、口の動きが表現されているのも純粋にすごいなあと思いました。
そういえばヒロインちゃんの着替えのシーンでいきなり立ち絵が肌色になった時初見思わず固まりました（笑）

・おまけ要素／★★★★★
各ルート解放ひとつずつ、全ルート開放でさらにひとつキャラへの設問がボイス付きで楽しめます。
あと作中にちょいちょい出てくる貸本屋さん（笑）こっちはベタなネタの小咄＋スチル１枚ですが本編がシリアスなのでこれはほんとにほっこり面白く楽しめました。

・システム／★★★★★
PCゲームなのでさくさく進むところはまず最高です。ロードもセーブも一瞬。Vitaとか普段やってると差に感涙します真剣に。
プレイ中は自分が今どういう話として進めているのかというのが勾玉の色で随時確認できるので私のようなフラグクラッシャーでも普段より選択肢を気にせず物語に集中できて個人的には良かったです。
早送り機能で回収もらくちんでした。
ただ全画面表示はいちいち設定画面に入らないと切り替えられないのはふとした時にちょっと不便だなーって思いました。

書いてて思いましたが自分このゲーム好き過ぎて悪い要素が出てこなくて焦りました…★つけた意味ない。
発売から１ヶ月経たずに在庫切れに超納得…＝▽＝こんなにまるっと気に入るゲームはほんと今までなかったので出会えて嬉しいです。
敢えて言うなら攻略するキャラの順によって他キャラのいわゆる秘密がぽろっと気づいたりするところ。
螢はよく見てると多分すぐにわかりますがなるべく各キャラの秘密はそのキャラのルートで知りたいとかだと縁、螢は最初の方が無難、鈴懸はなるべく最後の方が良いかもしれません。

変に他ハードに移植して容量なんかの問題でこのクオリティのどれかが下がるなら、次回作を何年でも待つので同じクオリティでまたPCゲームで発売して欲しいです。今からでも予約します・v・
価格、ハードがPCということで購入を迷っている方は体験版をプレイすることを物凄くおススメします。