今作はアルバム「小さな生き物」の収録曲を中心としたツアーの、2014年2月の大宮ソニックシティでのライブの映像です。

ＭＣ部分はまったくなく、とにかく「音だけを聴かせる」シンプルな構成。
無駄がなく、曲で勝負しているような硬派な印象を受けたのだけど、
最後の最後にテツヤから「なぜＭＣ部分がないのか」の衝撃的な理由が明かされてますｗ
(ﾟДﾟ｀*)ｴ~！！ですよｗｗ　　いやいや、スピッツに限ってこういうオチがあるとは思わなかったので笑いました

基本、スピッツのライブはライブ用のアレンジなどはなく、ＣＤに忠実に演奏しています。
それをつまらないと思う人もいるかもしれないけど、私は好きです。
なんかこの人達らしい。人柄が出てるっていうか・・・( *'艸`)ﾌﾌﾌ

新旧取りまぜたセットリストは、新しいファンも昔からのファンもどちらも満足できる内容だと思います。

特に聞き惚れたのは「ロビンソン」。
説明するまでもなく、スピッツを語るに外せない代表曲ですが、発売から20年近く経ってもこの曲の素晴らしさは色褪せなく、永遠。
流れるようなメロディラインの美しさ・・・。
特にテツヤが弾いているギターの旋律はファンタジー性の高い歌詞ときれいにマッチして改めてこの曲の凄さを痛感しました。
この曲の部分をあえてモノクロ処理したセンスも大正解だと思います。

「ロビンソン」に限らず、「Ｙ」とか「君が思い出になる前に」「恋は夕暮れ」など
ちょっと懐かしい感じの曲は、マサムネの歌い方にも円熟味を感じ、昔とは違う良さを感じました。

そして「さらさら」！
私はこの曲ほどマサムネの少し掠れ気味の声を最大限に活かせる曲はないと思っていて、
（「水色」もいいセンいってるんだけど、このＤＶＤには収録されてません）
この曲はほんとに！まったく！ゾクゾクするほどセクシーでした。青っぽい照明も曲のイメージに合ってて、素敵です

最後に。
「エスカルゴ」と「潮騒ちゃん」のリーダーの絶叫、最高でした
リーダーの「この人らしさ」ってライブ見たことある人じゃないと絶対にわかんない。
ライブはほんっとに全力で楽しんでるのが伝わってくるんだよなー。見てるだけでむちゃくちゃ楽しい！
リーダー、このパワーでメンバーと私達をずっとずっと引っ張って行ってください。