ニューロマンティクの申し子、DURANDURANのギター、アンディーテイラーが生い立ちから華々しいロックの世界、そして2回の脱退の真実を話してくれています。ファンにとっては、あのすばらしいＰＶの撮影秘話やメンバーの裏話も書いてあって、ニヤニヤしちゃいますよ。

ワイルドでやんちゃなイメージでしたが、これらを読むと意外に常識ある普通の青年というのがわかります。成功を納めながらも、精神的な病にかかった妻の介護や、ニックへの不信感、思い通りにいかないレコーディング等あらゆるストレスが彼にふりかかります。それがドラッグに走った理由にはなりませんが、彼のつらい思いが切実に伝わってきます。

彼曰く「もっとやりたかったけどこれ以上は無理だった」DURANDURANのバンド活動ですが読み終えた後は、もう十分だよ、アンディお疲れ様。と言ってあげたい気分になります。たぶん彼は一生戻らないんじゃないかな、と思うことはファンとしては悲しい気持ですが仕方ないこと。
彼らが一番輝いていた「リオ」の時代を思い出しながら、これからの彼に期待しましょう。