日本史の叛逆者―私説・壬申の乱 (角川文庫)
井沢氏の十八番ともいえる古代史の謎に絡めたハードボイルド小説です。
皇族の血を引きながらも父親が外国人だった故に日陰者として生きてきた漢王子を主人公にすえ、理想が高いが思いやりに欠けて自分の行動に責任をとれないおぼっちゃま皇族、中大兄皇子と漢王子との確執を軸に、大化の改新、難波の宮の廃都、白村江の戦い、そして壬申の乱という史実を織り交ぜながら物語がダイナミックに進んでいきます。斬りかかる中大兄をからかいながらかわす蘇我入鹿、腹黒さを滲ませながらも国の行く末を案じる中臣鎌足、白村江で中大兄に怨みの言葉をつぶやき行方をくらました余豊璋、日陰者ゆえに中大兄に依頼された汚れ仕事を苦悩しながらも引き受け続ける漢王子など…人物描写もリアルでその場その場の情景が目の前に映像として見えてくるような感じです。特に、実兄、中大兄と道ならぬ恋に落ちながらも最後には中大兄に忘れられて寂しい死に方をした間人皇女の葬式に駆けつけた漢王子のシーンは少し泣けました。漢王子っていい漢(おとこ)だなぁ…って。…天皇に即位した中大兄は国を滅亡させる外交政策を隣国新羅が憎いという理由だけで推し進めようとします。彼を諫言できる鎌足はすでに亡く、政策は進められて行きます。その時、漢王子がとった選択は…。
時間がたつのも忘れるくらい入り込んでしまう本です。クライマックスでの漢王子の「この国のために…」の台詞、暗く重かったが、しびれた。
皇族の血を引きながらも父親が外国人だった故に日陰者として生きてきた漢王子を主人公にすえ、理想が高いが思いやりに欠けて自分の行動に責任をとれないおぼっちゃま皇族、中大兄皇子と漢王子との確執を軸に、大化の改新、難波の宮の廃都、白村江の戦い、そして壬申の乱という史実を織り交ぜながら物語がダイナミックに進んでいきます。斬りかかる中大兄をからかいながらかわす蘇我入鹿、腹黒さを滲ませながらも国の行く末を案じる中臣鎌足、白村江で中大兄に怨みの言葉をつぶやき行方をくらました余豊璋、日陰者ゆえに中大兄に依頼された汚れ仕事を苦悩しながらも引き受け続ける漢王子など…人物描写もリアルでその場その場の情景が目の前に映像として見えてくるような感じです。特に、実兄、中大兄と道ならぬ恋に落ちながらも最後には中大兄に忘れられて寂しい死に方をした間人皇女の葬式に駆けつけた漢王子のシーンは少し泣けました。漢王子っていい漢(おとこ)だなぁ…って。…天皇に即位した中大兄は国を滅亡させる外交政策を隣国新羅が憎いという理由だけで推し進めようとします。彼を諫言できる鎌足はすでに亡く、政策は進められて行きます。その時、漢王子がとった選択は…。
時間がたつのも忘れるくらい入り込んでしまう本です。クライマックスでの漢王子の「この国のために…」の台詞、暗く重かったが、しびれた。
【壬申の乱】Demo Another Ver. by 川口千里/菅沼孝三&天地雅楽ドラムコンテストⅡ
This is a publicity demonstration performance by Senri for a drums contest. せっかくなので、ストレス発散を兼ねて暴れてみました(笑) ...
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