DARK EDGEやバタフライの相川有原作によるサスペンス調のファンタジー。

主人公(と思われる)ユアンはある時目覚めると見覚えのない場所にいた。
そこには騎士や大盗賊、探偵に歌手などその国で名声を得ている青年達も共に集められていた。
数は七人。そして、集められた場所はかつて七人の王位を求める貴族が皆殺しになったという曰く付きの古城。
彼らはそこで一人の次世代の王を選定することを求められるのだった。
罠だらけの古城という閉鎖空間の中で、生還のために協力しあいつつもそれぞれの事情を裏に抱え策動する青年達。
誰が王に選ばれるのか。全員がそれまで生き残ることが出来るのか。

脱出もののジャンルに上手くファンタジーの世界観を融合させてあり、作画の花鶏 ハルノの美麗な絵が物語をより引き立てています。
1巻から数々の罠によるアクションと目まぐるしく動く人間関係で物語がどんどん進行していき飽きさせない作りになっており先が楽しみです。