CANNABIS WORKS―田中達之作品集
田中達之と言えば....
リンダキューブの人、といっても多くの人には伝わらないだろう。
劇場板「アキラ」の原画描いた人(の中の一人)と言えば「おお!」と思う人が多少はいるかもしれない。
このCANNABIS WORKSでは、アニメーター特有の作画の安定感と、田中氏本人の持つ独特の世界観を味わえます。
個人的には、色付きの完成作品よりもデッサンとか落書きが見れた事の方がうれしかったです。
ちなみにレビュータイトルのグニャグニャはもちろん田中作品に時々出て来るグニャグニャした物の事ですが(もちろんと言うほど目立ってないかもしれませんが)、この感じはAKIRAのラスト、鉄雄が凄い事になっちゃったあたりの原画で培ったのではないかと勝手に思っております。
リンダキューブ アゲイン
あの『ガンパレード・マーチ』という作品を作り出したメーカーのゲーム。
PCエンジンのリメイクなのだが、グラフィックはしょぼしょぼです。スーファミ並。
ですが、アニメーションやボイス、世界観や、やり込み度がカナリ良いため、グラフィックはどうでも良くなります。
メーカーさんが言うには、グラフィックを向上させることよりも、操作性等やゲーム性を向上させたという結果らしい。
ゲーム性自体はうーん、普通かな?自由度はやはり高いのだが。
しかし、当時のPCエンジンの時では斬新なものだったのだろうが、PS2が出てる現在においては中の上と言った感じです。
ただ、PS2であっても、この自由度に満たないゲームも多いので下手なゲームをするより全然楽しめます。
ストーリーはちょっとグロイ感じ。でも言うほどグロくはないから安心してください。でも子供にはやらせない方が良いです。モラルが超薄いですから。
リンダキューブアゲイン 公式×120種動物完全捕獲マニュアル (The PlayStation books)
リンダキューブのDシナリオをクリアするのはこの本がないとかなりきついです。で、この本には非常に多くのデータが載ってます。モンスターの絵も載っているので、かなり見やすく作られてます!!
ハルカ 炎天の邪馬台国
旧『天外魔境3』没シナリオから産まれた『ハルカ』の後編。
前編で未消化だった物語、キャラのその後等、バッチリ補完されてます。
文も読みやすくサクサク進み、ちょいエロ・グロもいいスパイスになってます。
個人的に、『伏線回収、キャラ補完に重点がおかれてるバランス。』
『新しいメカ、小物が出てこない(SFものの醍醐味と思ってますが)』
等々気になりましたが後編と考えればやむなし。微々たるものでしょう。
特筆すべきは女性キャラの活躍。
主人公を叱咤激励し、グイグイ引っ張っていく。
子供を身ごもり、子供を育てる決意をし、子供(達)のために戦いの中に飛び込んでいく。
とても強くてスバラな女性キャラに、時に主人公が霞むくらい。
『女は男の論理の外で生きている。』という主人公のつぶやきに、今の時勢をみるようで考えさせられます。
未読の方(特に女性の方!)には前編とあわせて是非オススメしたいです。
リンダキューブ 【PCエンジン】
まず、単純なRPGでないところがいい。
自由度も高いのだけれど、そのぶんやり込み要素もあって
ウカウカしていると、BADエンディングになってしまう。
ストーリーはかなりダークな部分がありで、やり始めると
ぐいぐい引き込まれる感じ。
エンディングもランクがあるので、ベストなものを見るのには
まず、攻略本片手にやりこまなければきつい。
声優陣も高山みなみさんなど、とにかく豪華で、
グラフィックも個人的には◎です。
普通のRPGに飽きた人には、絶対お勧め。
今、発売されても絶対に、私は「買い」です。