時間ですよ 1971 BOX1 [DVD]
時間ですよが放送されていた当時、僕は中学生。夜9時か10時頃からの放送だったので、「勉強せい!」という親の目を盗んで、時々見るのがやっとでした。
コミカルに進むストーリー、時折見えるヌードが、なんとも中学生の目には眩しかったです。
春駒日記 吉原花魁の日々 (朝日文庫)
著者、森光子による「吉原花魁日記」の続編である。
前著では群馬県高崎の貧家に育った著者が、周旋屋の口車に騙されて、家族を救うために借金のかたとして身を売り、初店から一人前の花魁に育っていく過程が書かれていた。
今回は吉原と言う苦界に身を沈めての毎日の生活の中で見聞、経験した同僚遊女たちや客の生態を鋭く観察し、持ち前の筆力で事実を事細かに綴っている。
前作では主に楼主(置屋の主人)による搾取の構造を見事に分析して見せたが、本編では警察や吉原病院といった医療機関までもがぐるになって娼妓の自由を奪い楼主の搾取に手を貸している実態が描かれている。特に吉原病院に入院中の著者の見聞は、遊女たちが病気(主として性病)になった場合いかなる仕打ちを受けるかを余すところなく叙述していて読者を慄然とせしめる。
その苦界の生活のなかで著者は読書に励み柳沢白蓮(大正天皇の従姉妹にあたる)の女性解放運動家としての活躍を知り、死を覚悟して吉原を脱出、白蓮の元に逃げ込む。
白蓮の元で執筆活動を続け、前著「吉原花魁日記」を出版したあとの、楼主や元同僚の花魁たちの反応も生き生きと詳述されている。
この本はどん底の苦界で身を売って病に倒れていく花魁たちの救出に役立つためにかかれたものであるが、読物としても一級品で、それこを読み出したら一気に読ませるものを持っている。
認知症なんでも相談室―認知症の人への対応がよくわかるQ&Aブック
具体的な事例をあげて丁寧に解説しているため、
解りやすく、すらすらと読む事ができました。
認知症の家族を持つ方、認知症に対して不安を抱いている方に、お薦めです。
吉原花魁日記 光明に芽ぐむ日 (朝日文庫)
本書は群馬県高崎市に育った著者が大正13年、吉原の妓楼に19歳で売られ、脱出するまでの生活を赤裸々に綴った本物の日記である。
育った家庭の窮乏を救うため,周旋屋の甘い口車に乗せられて2年位の軽労働のつもりで廓に入った彼女を待ち受けていたのは文字通り地獄の生活であった。
身体が悪かろうが病気になろうが客を取らされる毎日毎夜。しかも飲食は辛うじて糊口をしのぐ程度のものしか出されず、上がった客の飲食に寄生してやっと栄養を保っているありさま。しかも客に出した菓子の類まで借金に上乗せされる。貧窮にそだったにしては聡明で教養もある彼女は女郎屋の主人の取り分まで正確に推測して記録しているが、これを読むと働いて(つまり身を売って)将来自由になるなど夢の夢で、ここでの生活が長くなればなるほど借金が膨れ上がり身動きならなくなる。病気(大抵は花柳病)がひどくなれば吉原病院に入院させらえるが、ここでの扱いが、これまた女郎屋の一機関と思われるほどひどい。
彼女を意を決して当時の柳原白蓮の元に逃げ込むが、さもなければ借金に縛られたまま死ぬほかなかったろう。
彼女の筆力のせいで、面白いといっては失礼だが、一気に読ませる内容である。
ブラザー・ベア [DVD]
この映画は春休みに映画館で観ました。
小学3年生の娘と二人で観ましたが、映画が終わった時、娘は泣いていました。
理由を聞くと「映画はおもしろかった。でもコーダがかわいそうだったから泣いちゃった。」と言いました。
こんなことは初めてだったので、DVDになったらすぐに予約して購入しました。
泣くだけの話ではなく笑えるシーンもあって、とても気に入っています。
相手の立場になって考えることのできる人間になるためにも、子供を始め、たくさんの人に見て欲しいですね。