NARUTO-ナルト- 疾風伝 五影集結の章 4 [DVD]
ファン待望の「ダンゾウVSサスケ編」を全て収録されています!この巻の見所は、何といっても「サスケVSダンゾウの激闘」でしょう。甲田正行氏のスピード感のあるサスケのアクションを堪能できます。(429話「ダンゾウの右腕」)作画ファンとしては、甲田正行氏の成長ぶりには思わず圧巻です。本当に原画レベルのクオリティが向上していて本当に嬉しい限り。テレビ版アニメでは実質、山下宏幸君がキーアニメーターのような存在になっていますが、他のレビューで書いている通り、劇場版の制作時期になるといつも劇場班に行ってしまうので(実力が有るので劇場班に引き抜かれてしまう)本編に参加できなくなる時期があります(よりにもよって、大切な原作内容を制作している時に限って不在になる事が多い)山下宏幸氏の不在期間には、今後は甲田正行氏がキーアニメーター的な役割を担っていくようになると思うと、頼もしい限り。
431話「志村ダンゾウ」では、伊達カントク御本人がコンテ切って演出もなされてますが、心理描写に定評がある伊達さんなだけあって、ダンゾウの死に様を描くシーンの創りは完璧。ダンゾウの青年時代の任務においての精神的葛藤・また最も親しい友である猿飛ヒルゼン(三代目)との確執等のシーンが秀逸。中でも特筆されるべき箇所として、ダンゾウが死ぬ直前の走馬灯で少年時代の自身と友・ヒルゼンを思い出すシーンも秀逸。外見的にはダンゾウはとても醜い死に方をしているのだが、死ぬ直前に自身と友である・ヒルゼンの幼き日々を思い出すカットを挿入する事によって「醜くとも綺麗で美しい死に様」がリアリティに描かれている。さすが、伊達カントクです。朝井聖子さんの美しい繊細な作画も手伝って、ダンゾウの人生の終末としても、良い。甲田君とは違うベクトルで「綺麗な創り」を堪能できる良回。この回は時間と予算を割いているだけはある。
放送データ
429話「ダンゾウの右腕」渡邉大輔 菅井嘉浩 菅井嘉浩 甲田正行
430話「禁じられた瞳術」吉田伸 北川正人 小平麻紀 高鉾誠&嵩本樹&洪範鈴
431話「志村ダンゾウ」千葉克彦 伊達勇登&西田健一 伊達勇登 朝井聖子
432話「サクラの覚悟」鈴木やすゆき 上原秀明 岸川寛良 溶洪&姜雪兒
NARUTO-ナルト- 疾風伝 五影集結の章 6 [DVD]
五影終結の章の最終巻です。しかし、収録話数の構成に少し問題があります。テレビ東京での本放送時は「NARUTO疾風伝スペシャル〜第四次忍界大戦へ!五影の決断〜」という1時間SPが放送されました。その1時間SPでは前半は【♯441話 「蔵入り」】後半部分は【♯442話 「五影の決断」】がオンエアされました。しかし、今回の6巻の収録話数は全5話(通例は4話。たまに5話収録もある)なのだが、そうなると1時間SPの後半部分【♯442話 「五影の決断」】が、次の章(オリスト)の第一巻目にまたがって収録されるという不可思議な構成なのである。
これだと、「原作内容の部分だけ見たい」という方は、その1話分(442話)を見る為に、オリストの章の1巻を買う必要が出てくるのだ(ちなみに442話までが原作内容【443話「青年と海」=上地雄輔出演回】から延々とオリストが続いていく)
これでは「五影集結の章」の最終話として後味が宜しくない。いっそ442話「蔵入り」も次の巻に収録した方がシリーズ構成としても上手くまとまるハズだ。それか、前例がないが、多少値段が高くなったとしても「6話収録」にしたほうが良かったのでは?と思わざる得ない。
肝心な本編のおススメは439話「火影はたけカカシ」です。コミカルなギャグを得意とする千葉克彦氏の脚本が秀逸な上に、作画監督はぴえろ本社の実力派原画マン甲田正行氏が務めているので、作画的にも尚更期待ができる。絵コンテ・演出はゴールデンコンビの相方である拙者五郎氏ではないものの、全編にわたり甲田修正が行き渡り「コミカルな絵の動き」を堪能してほしい。
★放送データ
437話「潜入者」千葉克彦 筑紫大介 拙者五郎 竹田逸子 ○残念ながらこの回は拙者さんの魅力が薄まっている
438話「動き出す大国」宮田由佳 北川正人 鷹橋若人 高鉾誠&嵩本樹&洪範鈴
440話「大ガマ仙人の予言」鈴木やすゆき 岸川寛良 浪速勉 容洪
441・442話 NARUTO疾風伝スペシャル〜第四次忍界大戦へ!五影(ごかげ)の決断〜(7/28)彦久保雅博&吉田伸 堀内直樹&福田きよむ 香川豊&福田きよむ 高橋直樹&Eum lk-Hyun
※注 1時間SPの前半部分【♯441話 「蔵入り」】のみ収録。後半部分【♯442話 「五影の決断」】は収録されてないです。
NARUTO-ナルト- 疾風伝 五影集結の章 3 [DVD]
426話からOPとEDが変更。このDVD一枚で、両方のOP&EDが見られるのでおススメ。425話までが「Diver」Diverと「真夜中のオーケストラ」真夜中のオーケストラ。426話からは「ラヴァーズ」ラヴァーズ」と「FREEDOM」「FREEDOM」に変更。
また、427話「尾獣VS尾のない尾獣」はテレビ東京での本放送時、地震による津波問題でカットされたシーンがありますが(鬼鮫が水遁発動するあたりと、原作にあった発動シーンがカットされてる)このDVDではちゃんと本来どおりに収録されているので、買う価値があるかと思います。
425話「宣戦布告」
脚本・吉田伸 演出&絵コンテ・福田きよむ 作画監督・Eum lk-Hyun 総作画監督・不在
426話「サクラの想い」
脚本・彦久保雅博 演出&絵コンテ・木村寛 作画監督・吉沼裕美 総作画監督・金塚泰彦
427話「尾獣VS尾のない尾獣」
脚本・千葉克彦 演出・堀内直樹 絵コンテ・サトウシンジ 作画監督・高橋直樹&をがわいちろを&渡邊章 総作画監督・徳田夢之介
428話「親友(とも)として」
脚本・鈴木やすゆき 演出・渡部周 絵コンテ・香川豊 作画監督・堀越久美子 総作画監督・不在 ○堀越さんの作画にも期待できる
NARUTO―ナルト― 57 (ジャンプコミックス)
戦争に入ってからのNARUTO。
個人的には面白いです。ですが、物語がしっかりしていて
面白い・・・ではなく、「NARUTO」だから面白い
という感じでしょうか。もちろんお話の内容全てがダメ、
ではないのですが、和解の印、などが回想で
出てきたときに、ちょっと触れるのがが遅すぎないか・・・?と
思いました。やっぱり後付け設定なのでしょうが、
もっと第一部のラストあたりの時にそれを出しておけば・・・など感じたり。
もし構成建てをしていた上で、今になって回想を出したなら・・・
ウーン・・・。
支離滅裂ですが、まとめると後付けがやっぱり目だってしまい、
ちょっと何かスカッとしない気分。ナルトやサスケに関する
過去の回想はもう出さなくても十分なんじゃないかなって思います。
穢土転生についてなどは、私は気にしていません。
といってもやっぱり所詮レビュー。人一人の個人的な
感想でしかないので。私は十分NARUTOを
面白いと感じでいます。
今後の展開に期待します。