リヴィン・ラヴ
これを初めて聴いた時のショックは忘れられない。洗練されたアレンジ、素晴らしいメロディー、60年代特有のトリップ感...。60~70年代の音楽が大好きで片っ端から聴いていた自分だが、これは究極だった。メンバーは全員10代の女の子という事も驚きであるが、それ以前に60年代にこんなに完成された音があったんだ、という事も特筆すべき点である。サイケデリックだけどソフトでドリーミー、でも暴力的な部分もあって、何度聴いても新たな発見がある、そんな珠玉の作品。
ラブ コンプレックス(1) [VHS]
最高に面白いです。DVD化されていないようですが、是非ボックスで発売してほしいですね。とにかく演出が斬新です。かつ豪快で繊細です。唐沢さんのキレっぷりに脱帽ですね。
ラブコンプレックスDVD BOX
半分あきらめて、VHSを集めようかと思っていた矢先のDVDボックスでの発売!!これぞ、人間はトラウマとどう向き合うべきか表現した最高のドラマ!ボックス化企画、実現して下さった方々、感謝致します!
スクールガール・コンプレックス SCHOOLGIRL COMPLEX
日常的な風景半分、非日常的な風景半分、といったところ。
各ショットには英語のタイトルが付けられており、著者(撮影者)のイメージ集の感が強い。
逆に言えば、タイトルを見れば何となく意図するところが汲み取れよう。
例えば、磨りガラス越しのショット。
一見しただけではよくわからなかった。
タイトルは
「Schoolgirl Scanner」
“あぁなるほど、スキャンしちゃったわけね、スキャナー視点ということか。”
という具合だ。
こういった抽象的なものが多いように感じる。
抽象的故に、展覧会の絵(写真)と感じられるのだ。
ちなみにこの
「Schoolgirl Scanner」
のコンセプトは著者(撮影者)のお気に入りであるらしく、数えてみたら11ショットあった。
「少年の視点で切り取られた…」
「思春期の原風景としての…」
といったキャッチコピーが並ぶが、これにはちょっと賛同し兼ねる。
思春期の原風景というものは日常の中に潜んでいるもの。
彼女達の普段の何気ない仕草にドキドキするのであって、このイメージ集に写された彼女達にはちょっとドキドキはしない。
ドキッとするショットもある事はあるのだが。
「挑発か、無防備か」
って、そりゃ無防備だからこそ、そそられるのではないか。
被写体の身に着けている制服はシワ一つ、シミ一つない真新しいもので、この点もまた日常感に欠ける要素と言えなくもない。
総じて個人的には好みなので、星5つ差し上げよう。
表紙のみで中身を判断すると後悔する可能性があるので、その点は御注意あれ。
「ラブ コンプレックス」オリジナル・サウンドトラック
奇抜な演出で賛否両論を巻き起こしたドラマのサントラ。
メインテーマ・激しい曲・コメディっぽい曲はなかなかだが、
その一方でシリアス調の曲がどれも同じように聞こえてしまうのが残念。
とはいえ、あのメインテーマが聴けるのでよし。
あの2人が馬鹿やってるのが思い出されます。