小説版 ガンパレード・マーチ ファンブック ビジュアル&ノベルズ
ガンパレはいつ読んでも全く飽きが来ません。小隊の日常からずっと読み続けていますが、いまだに色褪せることのない彼ら5121小隊とそれを取り巻く登場人物たち。萌え萌えとか、変に曲折した設定を含んだ作品(○○○○の鳴く○○○)のような作品と比較すると、ガンパレの登場人物達は数十倍奥深く濃いキャラクターになっています。今時の下手な作品だったら、脇役(?)達だけでタイマン張れるのではないかというぐらいです(岩田参謀とか荒波シスターズとか紅陵女子α小隊とか二股薫君とか・・・)。
このガンパレファンブックは土地勘に疎い自分には非常にありがたい内容でした。どのような場所でどのような事が起こったのか細かく掲載されていましたし、兵器に関しても一般の方が分かり易いように説明されていました。短編小説の仕上がりも文句なしの90点でした。残りの10点は薫君と合田少尉双方の恋の行方と佐藤がハッピーエンドを迎えられるようにという事を願ってです。次回作が出ることを切に願ってます。
しかし・・・このファンブックの一番の目玉は5121「くすぐり大王」コスチュームではないでしょうか?特に若宮!!あれは反則ですね。ページめくった瞬間にあんなもの見せられて笑うなというのが無理です。飲み物を口に含みながら見てはいけません、絶対に。みんな個性的(元から相当個性的ですが・・・)ですが茜やののみちゃんも良かったです。ネコミミ茜はお持ち帰りしたいぐらいだし、吸血鬼ののみちゃんになら血を吸われてもいいかな〜と・・・これ以上は危ない人になってしまうのでこれくらいにしときます。
まだまだ言い足りないことはたくさんありますがガンパレファンブック、是非読んでみてください。
ガンパレート・マーチ~新たなる行軍歌~SPECIAL Vol.2
今回は、女子寮にある公共浴場がシチュエーションとなって、そこで委員長と整備主任をくっ付けようとするとんでもない企画を画策する。
もう少しうまく作戦が行って盛り上がる場面があればと最高だなぁ、と思いました。でもそれなりに面白い場面がちょこちょこありますので退屈はしません。
今度SPECIALvol.3を出す時は、芝村と速水の絡みを増やしてほしいです。テレビでは、絶対味わえない良さがこのCDにはあります。1度ご覧ください。
高機動幻想ガンパレード・マーチ
ちょっとヘビーな学徒動員戦争をベースとして、その上に非常に自由度の高い面白要素がトッピングされているのがGPM。
26人のクラスメート達と友達になったり恋愛したり、喧嘩したり嫌われたりは当たり前。
10股以上浮気してみてもいいし、恋愛関係のもつれから刺されてみてもいい。何も食べないで生活してみてもいいし、嫌いなキャラや、別れてくれない相手を歩兵にして戦いのどさくさに紛れて亡き者にしてみるのもいい。
その他さまざまなプレイスタイルやハプニングは尽きることがありませんし、今現在も増え続けているはず。
さらに二週目以降はプレイヤーキャラクターに女も選べるようになるので、一周目で恋人関係になれなかった男キャラも攻略可能。
女性プレイヤーには嬉しい限りですね。
ほとんど口コミで広がったゲームなので、オフラインだとあまり聞かないタイトルですが、その人気は値段にも表れています。発売から4、5年経過しているにもかかわらず絶えずこの高価格。ゲーム好きなら一度はプレイしたい逸品です。
ガンパレード・マーチ~新たなる行軍歌~SPECIAL Vol.1
まず最初にアニメを見てからお聴きになることをおすすめします。私のようにその前に聴いてしまうと、ドラマからストーリーに関する重要な情報を知ってしまうことになります。歌に関しては、キャラのイメージを損なわないものになっていますが、個人的には、歌なしのカラオケが気に入っています。まあ、歌はおまけと考えても、ドラマの方は、アニメを見ていれば楽しめること間違いなしです。
ガンパレード・マーチ2K北海道独立 4 (電撃文庫 J 17-34)
今回は北海道独立、と銘打ったシリーズである。
これは人間と人間の戦いになるのだろう、と思っていた。
最初は人間vs幻獣を描いてきた作品だったが、次第に人間同士の思惑が絡み、そこに
幻獣同士の思惑までも混在してきて非常に面白くなってきた本作品。
幻獣さえも利用しようとする人間たちとの戦いにどう向き合い、どう乗り越えていくのか。
北海道独立という舞台で、いかにしてそれを結びつけて行くのか、をとても楽しみにしていた。
ところが、読了してみれば、やっぱり人間vs幻獣に戻っていた。
幻獣という共通の敵がいても、やはり人間は団結できない、という面がずいぶんと薄まってしまった。
もっと幻獣を利用する、という点を前に出してもよいと思うが。
う〜ん・・・やっぱり幻獣が敵でないガンパレードマーチは駄目、という事だろうか?
ただ、今回の事で”明確に”日本以外の領土を持つ国が登場。
また、その国を含む世界において、幻獣共生派と共存しつつある日本が
どういう目で見られているのか、というのもしっかりと見えてきた。
そこも踏まえて、次巻のタイトル【仮】を考えてみると期待ができる。
さて、原作であるゲームは日本国内、というかほぼ九州内で完結したストーリー。
それをここまで広げてきた榊ガンパレだが、そろそろ世界の中の日本として描くのだろう。
どこまで行くのかとても楽しみである。