ハッブル宇宙望遠鏡 宇宙の始まりに挑む [DVD]
ハップル望遠鏡の最新の画像や宇宙の始まりの頃の銀河や特典映像など楽しめるのですが、間間にチョイチョイ出てくるナビゲータの劇団ひとりがハッキリ言って邪魔です、せっかく宇宙の神秘に触れているのに水を差す様に出てきます。それさえ気にしないでいれば楽しめると思います。
デジタルカメラによる天体写真の写し方―基礎からわかるきれいに撮れる
最近普及拡大している「デジイチ」を所有している人が、
天体写真にチャレンジしたい時には最適な1冊でしょう。
逆に過去にフィルムカメラで天体写真を経験している人にとっては
特別「デジタルだから」というところまで踏み込んでませんので、
買うまでの本ではないと思います。
文章は最小限に抑え、図や画像が多くイ実際の作業をメージし易いと思います。
最初から順を追って難易度も上がっていきます。
作品中で使用している赤道儀は高価なモデルを使ってます。
もう少し廉価版のモデルでもよいのでは?と思いましたが、
作品の本文にはあまり影響がないから良しとしましょう。
Vixen 天体望遠鏡 ミニポルタ A70Lf 39941
8月に子供にねだられて、購入しました。ホームセンターで買うのは、なんとなくウサンクサイ気がしてこの商品にしました。メーカーのHPや色々なサイトでこのメーカーの商品の評価が高かったのが決め手でした。商品の到着も注文の翌日には届き「早!」と驚きました。実際に使ってみると、小学生の子供でも扱える重さでしたし、とにかく月や木星が良く見えます。他の星は、なかなか名前がわかりませんが、雲の無い夜空なら、とりあえず空を見るとガラスを散りばめたように無数の星が見えます(田舎だから)。(これには感動しました!)私的には◎な買い物でした。
MIZAR-TEC(ミザールテック) 屈折式高剛性天体望遠鏡 35倍~264倍 MT-70R
私は天文趣味歴十数年で、撮像用も含め天体望遠鏡を複数台所有しています。
この望遠鏡は、マニアの中でも評判の良いK型経緯台を使っています。望遠鏡の使い勝手は微動装置で決まると申し上げても過言ではないほど重要な要素の一つで、K型経緯台により、このクラスでは他に類を見ないほど天体の導入と安定性が抜群です。
7cmアクロマートの鏡筒は、市街地でも月のクレーター、土星の環、木星の縞模様や4つの衛星、オリオン大星雲などが観察可能です。高価な望遠鏡と比較すれば、色収差やピントの甘さなどいろいろ不満を指摘できますが、このクラスでは仕方がないことです。
また、鏡筒と架台の間にアリガタアリミゾという国際的な規格のマウントが装着されているので、もし、鏡筒に不満が出てくれば、ワンタッチで高価な鏡筒と交換可能です。口径12cmクラスのカセグレンまでなら、このままで載せ替えることも可能です(実験済)。
ファインダの見口が大きく、非常に天体が導入しやすいことも特筆すべきでしょう。
他に難を申せば、アイピースのあまり性能が良くないこと、三脚にプラスチックが使われておりこの部分が若干弱いことなどがありますが、高価な望遠鏡と比べてのことであって、同価格帯の望遠鏡の中では良い方だと思います。なお、これらは部品として単体で販売されていますので、気になるぐらいに上達してきたら交換すれば良いと思います。
この望遠鏡一台きりでやめてしまうにしても、また、後々、天体趣味にのめり込む可能性があるとしても、この価格帯では最適な望遠鏡の一つと思います。
アフタヌーン新書012 宙のまにまに 天体観察「超」入門 機材ゼロでも大丈夫!
09年の世界天文年がきっかけとなったか、俄然注目され、アニメ化までされたコミック『宙のまにまに』。
その作者が、自身言うところの“星見”の魅力を縦横に語っている。
漫画家が、自分の作品のベースとなる世界や分野に必ずしも精通しているとは限らない。作品のために付け焼き刃の取材、ということもままあるらしいからだ。だが、少なくともこの作者は、幼少から星空に親しみ、現在もいろいろ工夫しながら“星見”を楽しんでいるということで、その知識はかなり本物だ。
作品は青年誌に掲載されているようだが、絵柄やストーリーを見る限り、少女雑誌でもおかしくない。だとして、星に関心があるとしても占いだけ、占い関係以外で知っている星座は皆無、北極星の見つけ方も知らな〜い、そんな女のコたち向けに、ある意味特化した内容と言えようか。
ごちゃごちゃした(?)専門知識より先に、“星見”を楽しむためのファッション(とくに冬)や、夜中に出歩くときの必需携行品(護身ブザーとか)の話を持ってくるあたり、切実ながらも実用的な、女性らしい気配りだ。
ただ星を眺めて楽しむだけでもン十年のキャリア(?)があるオヂサンから見れば、内容も分量もじつに他愛ないし、ある意味非常に頼りない。作者の好みか、ヘタに機材を使わずにまずは肉眼での“星見”を楽しむことが優先され、それ故か、惑星(とくに初心者向けの金星や土星)の話がないなど、偏りも感じる。一歩先の知識を得るのに安易にネット検索を薦める姿勢もちょっと「?」だが、時代の趨勢か。
でも、題名どおり、気軽な「超」入門書として立派に存在価値はあると思う。
不夜城の大都会生活に毒され、片手で数え終わってしまう貧弱な星空に絶望し、何よりも空を見上げる元気も気力もすっかり奪われてしまった昨今、本書に登場するキャラたちと、初心に返った“星見”からやり直してみるのもいいかな、と思ったことである。