冷静と情熱のあいだ―Blu (角川文庫)
目次に並んだ綺麗な日本語のタイトルが印象的。
阿形順正。祖父、清冶。この印象的な響きが好き。
個人的に、Rossoから読んで正解だった。Rossoから始まり、Bulによって完結する物語で、流れている時間を繋ぐ物語だった気がする。Rossoで感じた不満をBulによって救われた、と私は思う。
一気に読んでしまったけれど、充実感のある作品だった。登場人物たちがどれも印象的。
辻さんの作品に興味が沸いた。
スポア キミがつくるヒーロー
このゲームの醍醐味は何と言っても好きなパーツを組み合わせて独自のモンスターを作成する点です。
手や足、口、目、ディテールを体に取り付けることで作成できますが、DNAポイントというものが
あり取り付けられるパーツに制限があります。DNAポイントはストーリーを進めていくと
増えていくので次第にたくさんパーツをつけられるようになり楽しいです。また、新しいパーツを
集めていってモンスターを強化するのも楽しいです。ただし性能を重視するとごつくなりがちですが。
ストーリーは、アリーナと呼ばれる闘技場でモンスターを戦わせてチャンピオンを倒し、
邪悪なメダルを集めて宇宙のヒーローを目指す、というものです。結構単純なので気軽に楽しめます。
戦闘は、基本的には敵を画面外に落とすというスマブラのようなルールで、時々サドンデスや
攻撃禁止で一定時間生き残るなどのスペシャルルールで戦うことになります。攻撃方法はつば吐き、
噛み付き、引っかきの3つがあります。戦闘時の能力は組み合わせたパーツに依存するので
必要に応じてパーツを組み替える必要があります。話が進むにつれかなり難しくなるので
立ち回りに工夫が必要となります。
最後に、wii版やPC版よりやれることが少ないのでそれらをプレイしたことがある方は
物足りなく感じるかもしれませんが、スポアシリーズで遊んだことがない方、PC版が
スペック足りなくて遊べないという方、お出かけ先で気軽に遊びたいという方にはお勧めです。
未知との遭遇 製作30周年アニバーサリー アルティメット・エディション(3枚組み) [DVD]
この作品を映画館で最初に観たのは、中学生の時でした。あれから20数年を経て、遂にスピルバーグが本当に描きたかった”未知との遭遇”がDVDで発売されました。1980年に特別編としてラストに母船の内部が公開されたバージョンもありましたが、ファイナル・カット版では削除されています。また、エンディングの「星に願いを」もありませんが、この方が作品が締まっていいと思いました。テリー・ガーの名演技には感動しますし、オープニングの世界各地で起こる異常現象シーンはドキドキ感も健在です。何と言っても母船との遭遇シーンの美しさは必見です。映像も音声もストーリーもDVDで見事に蘇った”未知との遭遇”、若きスピルバーグ監督の最高傑作です!
ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則
自分はこの本を読んでかなり会社や組織のイメージが変わった。どんなきれいごとを言っても、結局重要なのは利益をあげることだと思っていたが、本当はそうではないと確信することができた!重要なのは個々が理念をかかげ、それを貫き通し、単なる美辞麗句で終わらずしっかりと行動で示せるかどうかということだとこの本は教えてくれる。
簡単なことだと思う人もいるかもしれないが、おそらくこれを徹底することはかなり難しいことだろう。自分を律し続け、どこまでも理念に基づいて行動することは少しの努力ではできない。しかし、実際にその努力を続けることこそが他を引き離していく力になる。
自分もこれを見習い、自分なりの理念を作り、それを目指して行動していきたいと思った。