荘村清志最新ベスト「愛のロマンス」
このレビューの前に、MIDIの打ち込みのようであるという意見があるが、コテコテの演奏を聴き慣れている人には、そのように聞こえてしまうのかもしれない。
クラッシック音楽でもそうであり、またポップスや演歌などでもそうであるが、大げさな感情表現がされている曲は、わかりやすく、共感できることも多いだろう。
しかし、本物のその道を究めている人は、そういうこれ見よがしの表現をすると思えない。
私は、このCDを本日聴かさせていただいて、極めて素晴らしい、精神性の高い、心と魂がまっすぐな人にしかできない演奏であると感じた。
私は、この演奏を極めて高く評価する。
私はかなり大量のLP、CDを所有しているが、その中でも最も素晴らしいCDの一枚であると思える。
このCDを聴いて、思い浮かんできたのは、ベルリンフィルのコンサートマスターとその仲間の方達が日本の神社で奉納演奏をされたことがあり、その演奏が、音楽的にも、精神的にも、極めて高いレベルにあり、深い感銘を受けた経験だ。
荘村清志のこのCDでは、求道者といっていいほどの、透徹した精神性、まっすぐさ、いらぬ飾り気などを徹底的に廃した、極めて高い精神性が伝わってくる。その素晴らしさは、上記のベルリンフィルのコンサートマスターとその仲間達に負けないものがあるようにさえ感じる。
私は、このCDを極めて高く評価する。
ヘイ・ジュード◎イエスタデイ
これは、並のソロギター・アレンジではない。やっぱり山下にしかできないビートルズだ。山下による驚きのアレンジ「展覧会の絵」を思い出させる独創性でいっぱい。あらゆるフレーズをギター1本で再創造しようとしているのがすごい。「イエスタデイ」「レット・イット・ビー」はメロディーの歌わせ方がまるで二重奏のように聞こえる。山下のビートルズへの愛情があふれた歌心いっぱいの演奏だ。一方、問題は「イエローサブマリン」。超絶技巧のオンパレードだが、聴き様によってはチンドン屋の音楽隊にも聞こえる。恐らく山下はバッハに対するのと同じ態度で大真面目にこの演奏に取組んだのだろう。山下のこのアレンジ・演奏は、私にはなぜか孤高の天才ピアニスト、グールドによるバッハを思い出させる。ビートルズをBGMとして聴くには向かないが、山下の天才の一端とギターの可能性を見せつけられたCDだ。普通に聴くのはしんどいところがあり、それで星は4つ。(CDを聴きなおしてレビューを書き直しました。)
アキラさんの大発見オーケストラ!!
ジャケ買いでした。
面白いです。アキラ先生の「神」プレイ&アレンジが堪能できます。
個人的に、「いい日旅立ち ヨーロッパ幻想紀行」は何回聞いても 鳥 肌 が 立 つ 。
そしてブックレットが ス ゴ イ !です。
先生ご自身が描いた「似顔絵」(傑作!)、全ページ先生の「パラパラ漫画」(写真?)、そして「散髪シーン」もあります(>3<)!!!
音は勿論、ジャケ裏も表も本中のページも、 ア キ ラ だ ら け !!!
アキラファンなら買って損なし!!!!