指輪物語 第3部 王の帰還
フロドとサムはいよいよモルドールへ。
他の仲間はガンダルフのもとに集まり、いよいよゴンドールの攻防戦
そして最後の決戦が。
指輪の行方は。サウロンの運命は。
神話の語り手としてのトールキンの才能が遺憾なく発揮された指輪物語の最終巻。
この版にしかないアラン・リーの挿し絵が素晴らしい。
アラン・リーは今回の映画でも美術を受け持っていました。
ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還 コレクターズ・エディション [DVD]
指輪の魔力に負けそうなフロドを、いつも献身的に支え続けたサム。
ゴラムの策略で主人の信頼を失い、シェロブに襲われながらも勇敢に
フロドを守るために戦い、彼の救出のためにオークとも戦った。
そして火山の入り口まであと一歩…というところで力尽きそうな
フロドをかつぎ、
「俺にはこんなことしかできませんが~」
と言いながら山を登っていくシーンは感動して、いい歳して泣きまくった。
これは勇者サムの物語でもあるのだ。
巷ではアラゴルンやレゴラスが人気の様だが、私の中では
サムこそ“真の勇者”ではないかと思う。
彼がいなければフロドはああまで頑張れなかったはずだ。
サム役のショーン・アスティンは、彼が初主演した「グーニーズ」の
時から気にかけていた俳優で、私も思い入れが強い。
最後まで友情と忠義を守り続けたサムに拍手。
The Lord of the Rings: The Return of the King
友達達とこのサントラを購入しました・まずジャケットがトレカになってるのがいいですね。私は、「みんながいらない」っていってたキャラになっちゃったんですが。でも、内容が同じならいいやと思い、いざケースをかぱっとオープン!そしてCDをイザ帰還・・・じゃなくて聴かん!!と思いましたが、ふとCDを外した面に不思議なものがついてました!!なんじゃこりゃ!?と最初は思いましたが、友達みんなのを見てもそんな物をはついてません。そのCDを外した面(正確にはその面の更に裏)にプレパラートにはいった薄い金属片のように見える、「何か」が入ってました。・・・・実はこれ、もの凄い確立でしか当たらないと言う、王の帰還メインフィルムの断片だと聞きました。(本当かな・・・?)それが嘘だとしても、何か凄く特した気分でウキウキ音楽を拝聴に・・・。・・・ウキウキはあっと言う間に消えて、何か荘厳な気持ちになりました。ドーンって感じの曲ではなく、静かなるドラマがそこに詰まっているサントラだって思いました。さすがのオケ!ウィン・フィル!昔、教会に通ってた気持ちが蘇るほど、胸いっぱいになる曲調に心から拍手!凄い盛り上がりこそないものの、幕を下ろすのに十分過ぎるほど、製作に関わった人たち全ての気持ちが伝わって来ました。あ、そうそう。ジャケットサイズのトレカは届くまで選べないのがまたワクワクしてそそられます(笑)個人的にはスメアゴルのジャケットが一番!このトレカは両面印刷なんです。・・・だってスメアゴルの裏面ジャケット見て、私はとっても幸せな気持ちになるくらい驚いた画像でした(笑)最高!
ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還 (Playstation2)
私はパソコン版(輸入版)をクリアーしましたが、
『クリアー後のオマケ以外』は結構楽しめたと思います。
クリアーする楽しみが失われてしまう為、詳しくは記載しませんが、
私的には、クリアーしたご褒美がコレだけ・・・?という感じがしました。(ほとんど無意味なオマケ)
しかし、最後の敵が『・・・』だったのには驚きました。
私が感じた、ゲーム『王の帰還』。
「操作性の向上」(キャラクターの動きが驚くほど良修正)
「キャラモデリングの精密度アップ」(今回はすごく似てます)
「ステージの仕掛け等が豊富になり、
それを使うことにキチンと意味を持たせている」(戦闘がとても楽になり、スキルポイント稼ぎにも大きく謙譲)
「オーク殺し」などのスキルを優先して覚えたほうが楽です。
「ガンダルフ」は、ノッペリしててあまり似てません。(苦笑)
とにかく、前作をプレイして落胆した方も、今作は損しないと思いますよ。
だいぶ良くなってますから。(本当)
オススメキャラは「アラゴルン」ですね。強いし、使いやすい。
そして格好良いですし・・・シビレます。(笑)
あと、このゲーム「サム」が激似なので必見ですよ。(笑)
新版 指輪物語〈8〉王の帰還 上 (評論社文庫)
一気に一日で?少しずつ数ヶ月で?それぞれ過ごしてきた旅も、とうとう終わり。
トールキンが作り出した数万年の歴史のハイライトである「指輪戦争」を描いたこの『指輪物語』。物語の終わりは中つ国の自由の再獲得と、指輪の破壊、そして第三紀の終わりと新たな始まりです。
指輪の破壊のあたりでは強烈なオチ、というか、「なるほど!」という使命達成の方法にしばらく呆然とし、トールキンが描きたかったことのかけらでも、ほんのちょっとだけ感じられた気がしました。
得ることと失うこと。失うことを知らずして、人は本当に幸せになることはできないのかもしれません。あえて失う強さ、あえて運命を受け入れ、あえて犠牲を払う勇気。
今の時代、「欲しい」「手に入れたい」だけでまい進して、「持っている」「得る」ことばかりが幸せだと考えがちです。しかし、「得る」ことばかりが幸せではないと、この物語を読んで感じました。失うことで得るものの大きさを。
そして、指輪所持者たちの運命には、彼ら自身がそれを幸せだと感じていてほしい、と祈るような気持ちになりました。
感動と同時に、どうしても寂しさが募りました。
非常に余韻ある最終巻です。
物語の最後の最後まで知りたい人は、単行本版のみ出ている『追補編』の年表をどうぞ。指輪にかかわった仲間たちが、一人、また一人と去っていくあの味!物語の収束が、新たな感動とそして寂寥感と共に味わえます。
ページを開けば、またいつでも彼らに会える。
そして、どこかでまだ彼らの物語は続いている、そんな気がします。