Whatever People Say I Am, That's What I'm Not
去年発売ながら、今でもNICEなセールス記録をもつArctic Monkeysの1stである今作。
曲数に比べてなかなか短めな各曲は、詰め込まれてる感があります。
「I Bet You Look Good On The Dancefloor」は、ホントに脱帽。これでハタチそこそこですから・・・将来性を感じずにはいられません。
イギリスの仲良しグループとして結成されたようなもんなのに、この実力には目を見張るもんがあります。
「When The Sun Goes Down」は映像化もされました。夜のシェフィールドのことを歌っているわけですが、代表作ともいえるこの曲・・・メロディの変動がめまぐるしい!マジでカッコイイ!!畳み掛けるスゴさ爆発!!
今年のサマソニではヘッドライナーも勤める(予定)の彼等のアルバム、買いです!!
Humbug
1stから彼らを追って2stと聴いてきたが今回の作品には驚いた。
全体的に妖しい雰囲気を纏っており聴く者に油断を与えない作りになっている。特にクライング・ライトニングのイントロには一発で虜になりました。
賛否両論がありますが
1stの方がいいという方にはアレックスの言葉をそのまま借りて
「じゃあ1st聴いてろよ!!」
Suck It & See
プロデューサーは前作に引き続きJames Ford、レーベルもこれまでと同じくDOMINOから。
地味渋ながら凝った音作りの前作に対し、ライブテイクが中心だという今作。スルメ盤、というフレーズは好みでないが、聴くほどに味が出るって意味では前作に同じ。全般に大きな路線変更やキワ立ったイロづけはされておらず、ある意味、先般リリースされたAlex Turnerのソロ作で感じた「この声とメロディセンスはウマすぎる!」という感覚を、バンドという形態で補強したような一枚。
あぁっ!我ながらまわりくどい言い方。要は「素朴だけど、凄く良い素材が詰まったアルバムだ」ってこと。サーフ・ポップなストリングスが渚のセンチな開放感を描く"The Hellcat Spangled Shalalala"や、悪ガキっぽいリズムが飛び跳ねリードするアルバム中盤部の展開も十分キャッチーだけれども、輪をかけて良いのがそれ以降。Tr.8"Reckless Serenade"を皮切りに次々と紡がれる珠玉のメロディ・ラインには、もはや抵抗不能な魅力が宿る。サラリとした旋律で味つけしたトラックは、しかしどれも非凡なメロディセンスと韻律のウマさに満ちている。
あえて苦言を呈するならば、全体にやや大人しすぎるキライがあるとこかしらん。仮にこれが無名の新人バンドのデビュー盤だったなら、あまり聴き込むことなくラックの奥へ、というパターンもありうるかも。若い今しか出せないフィーリングもあるだろうし、もっとジャカスカと突っ走って欲しいなーとも思うのだ。
アット・ジ・アポロ [DVD]
ライブビデオにありがちな早いカット割は一切なく、客席もほとんど写らない。まるでステージ脇でライブを眺めてるスタッフになった気分で四人に集中して演奏を楽しめるという面白い体験ができる作品。手がけたのはWarp Films.