まんが 反資本主義入門
世界のあらゆる局面に浸透し貧困・抑圧・戦争・差別・自然破壊 etc. 様々な大問題の根本要因となっている資本主義に対抗して、新たな人間関係(人間を金儲けの道具として断片化せずその全体性に於いて捉えること)・社会関係(あらゆる抑圧的な支配・被支配関係を廃して自律的に社会を営んでいくこと)を構築していく為の思想と実践が紹介された本。
内容は、資本主義の歴史、資本主義に対抗する伝統的左翼の歴史、新しい反資本主義の思想と実践の紹介。資本主義の分析・批判に於いてはマルクス主義的な観点に立っているが、反資本主義の実践面に於いては――スターリニズムに代表される伝統的左翼の失敗を自覚して――アナキズム的な観点に立っている。
全てが"カネ"という即物的な尺度によって規定されてしまう資本主義機構の論理から独立した、決して他者を自己の目的を達成する手段として対象化しない非権力的・自律的な空間(人間関係・社会関係)を目指す。それは結局、"上"から束縛されることなく他者とともに自分らしく(何が自分らしいかを自分で決めること)生きるということであろうし、自分らしさを表現しながら生きていける社会ということだと思う。
支配的な論理とは別の新しい価値を創造すること、それは芸術家の活動に似てくるという。新しい反資本主義運動の最大の特徴は、それが新しい価値の創造を通しての自己実現であること、則ち"陽気"であることだと思う。全てが商業主義の嘘臭さに覆われてしまったかのような社会にどうにも我慢ならないでいた自分の在りように言葉が与えられたようで、目を開かされた思いだ。
[CD付]ダボス会議発 世界金融トップの英語
生の金融、生の英語、両方に深く親しめます。
金融や海外事業に携わるビジネスパーソンには必ず役に立ちます。
★5つですが、ちょっと?と思うところを。
個人的には余程の上級者か、実際に必要に迫られている人以外はあまり訛りの強いノンネイティブの英語は聞かないほうがいいと思います。
特に日本人の話す英語を聞いてしまうと、英語を英語として聞き取る感覚が退化して、英語を日本語の音に置き換えようとする悪習に戻ってしまいます。ノンネイティブの英語の特徴を学ぶなら、ペプシコのヌーイ会長ぐらいの弱い訛りで十分でしょう。
ダボス会議で聞く世界の英語(CD付)
これからは英語の時代、といいますが、その英語は私たちが学校で習った英語とは、似て非なるものです。 グローバルな場面で使われる英語は、「勝手な発音・不明瞭な表現・誤った文法」で怒濤のように流れていきます。 このCDでは、そんな現実的なグローバル英語に触れることができます。 そんな英語を聞き取り、理解し、replyする難しさに気が遠くなりつつ…、それでもなぜかそのリアルな英語にexciteします! それに反対に…、こんな風にバンバンしゃべっていいんだ、とゆう気楽な気にさせてもくれます(笑)。 このCDに収録されたような英語を、すらすら理解して、すらすら受け答えできるようになったら、あなたはもう最強です!!
(ただしそれには英語力以上にissueに精通している必要がありますが;)