NHK大河ドラマ総集編DVDシリーズ 新・平家物語
平家物語に興味のある私なので購入しましたが、放映当時は子供だったのでもちろん見た事がなかったのですが、改めて見てみると、役者陣のあまりのすばらしさに感動の連続です。今も現役で活躍されている俳優さんたちばかりなので、あれ?っという端役に意外な人が出演していて感動してしまうのが大河ドラマの醍醐味なのですが、仲代達矢さんはやはりとても演技力のある画面に映える俳優さんなんだなあと痛感しました。中村玉緒さんの、あまりのかわいさに感激でした。デビュー当時の郷ひろみさんなども、声変わりしていなくて可愛いので驚きました。ぜひともお薦めです!
コーエー定番シリーズ 蒼き狼と白き牡鹿・元朝秘史
国政はほとんどすることがありません。
場合におよっては政治顧問に任せてしまっても問題ないです。
ということでこのゲームの売りは「オルド」でしょう。
(これもOFFにできるのですが面白みがなくなるでしょう。)
つまり后を口説くのがこのゲームの面白さです。
コーエーのほかのゲームにはないシステムですし。
コンピュータは馬鹿ですから戦争して弱くなります。
そこが残念ですが世界統一が当然目的となります。
ただほかのゲームと違い息子に跡を継がせることができます。
息子や孫の代で世界統一してもかまいません。
裏切りに気をつければ世界統一はそれほど難しくないです。
パソコンゲームのときはエンディングで
モンゴル帝国を陰で支えたのは女性だみたいな
エンディングだったのですがコンシューマーになって
エンディングは味気なくなってしまいました。
これも残念な点ですがお値段との兼ね合いで星5つです。
遙かなる時空の中で3with十六夜記 愛蔵版~東雲月~
若干ネタバレ的な感じで申し訳ございませんがドラマCDにキャラソン、どれも神子想いで甘くて聴いてる方が恥ずかしいくらいお腹一杯でございました
PSP版のみしか出てこなかった那須与一も今回ドラマCDに初登場でして気になる声優さんは夢浮橋で北斗星君を演じておられました近藤隆さん。北斗星君とはまた違った明るさと落ち着いた口調でとてもキャラと合ってると私的には感じました
また今回にしてようやく弁慶さんが幸せになれるキャラソンを聴く事が出来て本っっ当嬉しかったです!
今まではどこか 咎人がゆえに自分だけが幸せになる事を許してはいけない、望んではいけない様な感じでしたが今回のキャラソンは以前と違いまして初めて幸せを望み、大切な人と生涯を伴にしたいと表れてまして本当堪らない気持ちになりました。サビの部分は聴くだけで涙が出そうなくらい素敵な曲です!
無論、今までのキャラソンも大好きでしてそれを最初から通し聴いていきますと弁慶さんの気持ちの変化が段々と分かりますのでそれはそれでかなり堪らなく良いです
他に清盛と政子さんのデュエットも収録されているのですが二人の歌声と曲のハーモニーが合わさり素敵な一曲となっております
また曲の間に頼朝と政子さんのいちゃこら語りがありまして独り嘆いてる清盛がなんだか可愛いかったです
長々となりましたが今回のCDは望美好きの方に特に聴いてもらいたいです
私としては買って良かったと大変満足してますので★星5 つけさせて頂きました
新・平家物語 [DVD]
溝口ファンの間では評価が低い本作。それは凄まじいまでの悲劇の強度を誇る彼の代表作群と比べると、本作は吉川英治原作だけあって、若き平清盛が成長し天下人になるまでの青春時代劇ロマンに収まっているので、多くの溝口ファンが肩透かしを食らったためだろう。簡単に言うと、同じ吉川原作の漫画「バガボンド」の宮本武蔵のように、若い頃の苦労や貧しさを克服して主人公が自分の力で這い上がり、成長・出世していく様を描いているというか。
ただ、そもそもが時代劇ファンで、しかもこういう男っぽい単純な話が大好きな僕は十分に楽しめたのも事実で、またデジタル修正された映像美は今の時代の邦画では不可能なくらいに舞台美術が凝っていたことを感じさせる。大がかりなロケ・多用される群衆シーンも迫力満点だ。(主演の市川雷蔵の演技は若さの勢いに溢れたものだが、後年の色気や妖気がまだ無いのが残念ではある。)
僕は本作で描かれた清盛の出生を巡るエピソードは原作者のフィクションだと思っていたら、普通に同時代から噂されていたことのようだ。やたらエゴイスト・悪役として描かれることが多い人だが、平清盛という人物自体にも史的に興味を持てたのが思わぬ収穫だった。彼が若い頃はこんな苦労人で魅力的な人物だったと想像するなら、平家物語の味わいもまた深くなるだろう。
平 清盛 一
御存じのように近年毎年発行されている、NHK大河ドラマのシナリオを元に構成したノベライズ小説です。少し前のようなハードカバータイプではなく、青年コミックの単行本と同程度の装丁になっていますが、安っぽい印象はあまり受けません。
2012年の大河ドラマの主人公は40年ぶりの平清盛。大河十周年記念作品として製作された「新・平家物語」は、清盛の死後もひと月以上ドラマが続いたように、清盛一人ではなく平家と王朝時代全体の滅亡の美を描いた作品でした。しかし今回は、史上最年少の清盛役者・松山ケンイチを立て、出生と立場に悩む青少年期から争いや身分を超え貿易を通じた海外への雄飛を「信長より400年、龍馬より700年早く夢見た」、時代の開拓者として、清盛の前半生を中心に描く作品が目指されているようです。
じっさい近年の研究では、治承・寿永の内乱は世間で言われる「源平の戦い」などではなく、清盛の蜂起をきっかけにした全国在地領主の朝廷権力への反乱であり、中世は清盛の「福原幕府」の創設に始まると言われるようになっています。
そうした研究成果を盛り込みたいスタッフの期待を受ける脚本家は、藤本有紀さん。
「ちりとてちん」などで、軸のぶれない世界観、個性的で筋の通ったキャラクター、長い時間をかけたドラマの中での人の成長、奇跡的なまでの伏線の緻密さを描く力を評価されている方です。
さてノベライズ化された物語を読むと、意外や第一話の頃に当たる冒頭部分は、あまり冴えを感じません。ありがちな「貴族vs武家」の構図、よくあるドラマのような人物の行動、実名で名乗り合う近年の大河風のセリフ。藤本さん得意の「ドラマ全編を通じて使われそうな小道具」もあまり目立っておらず、話が進んでいっても清盛という屈折した主人公のキャラクターがはっきりしません。
しかし人物のフォーマットが固まってくる中盤になると、俄然それぞれの人物の関わり合いと化学反応が炸裂を始めます。何気ないエピソードが他のキャラを動かし、ピンボールのごとくエピソードがつながっていく。冒頭数話で消える白河院の落とした影が次の世代その次の世代をも狂わせていく展開はまるでバルザック。「瀬をはやみ」「遊びをせんとや」をはじめとする和歌や今様が効果的に使われ、宋剣・宋銭・双六・源氏物語・水仙などのアイテムが生き生きと意味を持ちはじめる。
ストーリーは佐藤義清(西行)が出家し、皇位継承に激震が走り、清盛が最初の妻を病で失うという、ふつうの「源平合戦」物語では端緒にもならない部分までを収めています。しかしここまでで既に、平清盛が海外雄飛を望む背景、源義朝が関東で東国武士団の旗頭となる経緯、のちの乱に至る朝廷の暗闘がしっかり描かれています。
恋愛劇あり海賊船とのアクションありの詰め込んだ内容ですが、清盛と最初の妻のあいだを西行が取り持つあたり、声を上げて笑ってしまうやり取りに満ちていて、映像になるのを楽しめると同時に読み物として期待にたがわぬものになっていると言ってよいでしょう。
従来の固定化した源平合戦譚のイメージをひっくり返してくれるような後半に向けて、今後とも脚本の藤本さんと、それを支える考証の先生(現在ではすっかりノリまくっておられるとか)をはじめとするスタッフの皆様の、一年間の健闘を祈りたいと思います。