オトナアニメ Vol.10 (洋泉社MOOK)
初の購入となりましたが、内容が素晴らしくとても勉強になる一冊でした。
前半は京都アニメーションから独立した山本 寛さんの初の監督作品「かんなぎ」について
20ページ以上にもわたって書かれており、これからの期待も大きいのではないでしょうか。
後半では、なかなか表にでない「撮影」のお仕事についても書かれており、
将来その仕事につきたい私としてはうれしい限りでした。
1冊の販売価格は多少高いですが、それだけの価値のある内容に仕上がっていると思います。
OUR LAST DAY-CASSHERN OFFICIAL ALBUM-
個人的に「8.THE BACK HORN / レクイエム」がお気に入りなのですが、正直なところ歌ナシで聞きたいです(アーティストの方すみません;)
ディスク2のサントラ集は音楽だけで聞いていても面白いものがあります。
退廃的、不安定でそれでいて魅力ある音源です。
映画がお好きな人にはお勧めです。
3つの理由は、ディスク1のアンバランスさ(少々雰囲気に合わない楽曲もある気がいたします)
サントラも少々メロディーのループが多い(BGMなので仕方ないのですが)ので音楽だけ聴くのにはつらいという面から2個引かせてもらいました。
OVA ガッチャマン [DVD]
「キャシャーン」「ガッチャマン」「新破裏拳ポリマー」と続いたタツノコOVAシリーズは素晴らしい作品だ。その第2弾が、この「ガッチャマン」だ。
1972年のテレビ放送では、アニメの中の時代設定も同様であったのが、このOVAでは2066年と、かなり未来となる。しかし、昔の人の未来予想とは違い、現在とさして変わらないように見えながら、丁度良い感じに未来的な雰囲気である。
作品の作りには、タツノコプロの「本気」を感じる。科学忍者隊のコスチュームも各メカも、テレビシリーズのイメージは保つが、格段にクールだ。健達も現代風の顔になり、甚平を除き大人っぽくなっている。かつての白鳥のジュンの「お楽しみ」であったミニスカでの大胆なキックといったものはなく、ショートパンツに変更されたが、別の部分で期待して良い(笑)。
この作品からはCGも採用され、総裁Xが良い雰囲気だ。
メカ同士の戦闘、忍者隊とギャラクターの戦士との戦い振りも素晴らしく、見応え十分である。特に最終回はサプライズ満載であると同時に深い。
音楽にアース・ウィンド・アンド・ファイアーのバンドリーダー、モーリス・ホワイトが参加しているのも凄い。彼の作曲による「Let's Fly」はその詩と共に芸術作品と思う。